잇사의 가을 홋쿠에 나타난 <스모(角力)>의 이미지 고찰
小林一茶の秋の発句に現れた角力のイメージに関する一考察
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本稿は、小林一茶の秋の発句の中で<角力>という季語がどのようなイメージに描かれているかを分析したものである。便宜上、イメージを1)動物、植物に関わるイメージ 2)時間と天気に関わるイメージ 3)勝敗と関わるイメージ 4)人間と関わるイメージに分けて分析してみたが、その結果を整理すると次のようである。1)動物、植物に関わるイメージを、動物の場合は鳥類とその他の動物に分類し、植物の場合は草花と花、松の木に分類して考察してみた。鳥類の場合、梟を詠んだ句は相撲の試合が夜遅くまで行われたことを象徴する道具として詠まれていることがわかった。馬を詠んだ句の場合は見物客がたくさん集まってきて込み合っているイメージを描くための手段に用いられていることがわかった。蛙を詠んだ句は蛙の泣き声がまるで見物客の応援する声と錯覚よ呼び起こす手段として詠まれていることがわかった。動物と関わるイメージは全体的に相撲の行われる時間及び相撲の行われている場所の雰囲気を描くための手段として使われていることがわかった。草花のイメージは、相撲の行われる場所が荒い秋の野原であって、その周りにはたくさんの草花が咲いていたイメージを描いている場合が多かった。また、場合によっては負けた力士を慰める手段として詠まれることもあった。花の場合は、女郎花と木槿の花を詠んだ句があったが、これらの花はやはり相撲の行われる場所の様子を描くために使っていることがわかった。松の木を詠み込んだくも多かったが、やはり相撲の行われる場所の周辺のイメージを描くための手段として使われていることがわかった。2)時間と天気に関わるイメージは、時間は夕方、夜、明け方に分類し、天気の場合は雲と風に分類して分析を行った。夕方の場合、相撲で勝った人と負けた人によってイメージが違うことがわかった。勝った人には夕方という時間が感激の時間として詠まれているが、負けた人にとってはよりいっそう侘しい時間として詠まれていろことがわかった。夜という時刻は相撲の試合が伸びてしまって、結局は夜遅くまで行われることになったが、それがあまり面白くなかったというイメージを描いていることがわかった。明け方のイメージは、勝利の喜びが翌朝の明け方にまで冷めていない気持を表す手段として詠まれていることがわかった。雲の場合は、気まぐれな秋の空模様が曇り勝ちなので、もしかして天気のために相撲の試合が行われなかったら、せっかく期待していた見物が出来なくなるのではないかと心配するイメージとして詠まれていることがわかった。風の場合は力士や見物客にはあまり影響を及ぼさないイメージとして詠まれていることがわかった。3)勝敗に関わるイメージは、勝角力と負角力とに分けて分析を行った。勝角力の場合は、相撲に勝ったおかげでどんな御褒美が与えられるのかを詠んだ句や自分の勝利が縁起の良い富士山のおかげであるという風に詠み込んだ句などがあった。試合に勝った勝利の感激をより強調した句 があってもよさそうだが、勝角力のイメージはわりと淡白に詠まれていることがわかった。負角力の場合は悔しさのあまりに家に帰ってからも相撲に負けた原因を振り返ってみたり、知り合いの前で、恥ずかしい目にあって逃げてしまっったりするイメージを描いていることがわかった。4)人間と関わるイメージは、見物客、家族、両親、力士の格好、俗信などに分けて分析を試みてみた。まず、見物客のイメージは観客が多いので試合を見ることが出来なくなった見物客が周りにある木に登ってみている姿が、まるで木に人の実が成ってようであると詠んでいる。見物客で込み合っている場所のイメージをありありと描いているのである。家族の場合は負角力と関連した句が大部分であった。つまり相撲の試合に負けてわざわざ見にきた家族にもうしわけなかったという風に詠んだ句が多かった。両親とかかわるイメージは, 両親と連れ合って相撲を見にいく家族団欒を描いた句や、試合に負けて両親に合わせる顔がないことを詠み込んだ句などがあった。 また、両親の立場から、子供が元気に育って力士になることを願う切なる親のイメージを詠んだ句もあった。相撲取り、すなわち力士の格好を詠んだ句のイメージは、予想通り体の大きいことをイメージとして詠み込んだ句が多かった。最後に、俗信と関わるくのイメージは、試合の前には縁起のいいことばかりを考えたり、身と精神を慎む力士のイメージが描かれている。また、力士の体に触れると縁起がいいということで、力士の手をする女性のイメージなどで描かれていた。以上で、小林一茶の秋の発句の中で<角力>という季語がどのようなイメージに描かれているかを分析してみたが、他の季語との関連や、他の時代の作品との比較などの残された問題は今後の研究課題にしていく予定である。
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