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『水墨集』に関する一考察

A study on “Suibokusyu” of Hakusyu Kitahara

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주제분류일본어와문학

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本稿では、主に北原白秋の『水墨集』の詩風を特徴づける閑寂境という観点から論じてみた。まず、この詩に収められた詩論から、「境涯」「自然への随順」「実相観入」など、東洋的な態度が目立っていることがわかる。『水墨集』の代表作「落葉松」は実相観入の好個の実践作であり、その視線は「見る」というより「観る」という方がふさわしいもので、「からまつ」のうちに 「さびし」さを観て、同時に旅人の「さびし」さを重ねている。それは、當時白秋が一つの理想境としていた閑寂境の詩的形象であり、松尾芭蕉の俳諧の理念であるさびに通じる精神が息づいている。その点からも、伝統的なさびの精神の型を踏まえているといえよう。『水墨集』の中で白秋が重視していた『水墨集』の章では「老荘の無為の思想」と「東洋人」としての自覚、自然讚歌、そして、簡素の精神が盛られている。この章については、従来全く評価されてこなかったが、その東洋的風景への没入や芸術的境地の詩的移しかえの試みから、中期以降の東洋的思想への傾斜と日本回帰、詩に対する美意識の問題まで、さらに考察することによって、當時の詩壇の孕む対立にとどまらず、日本近代詩の孕む宿命にまで、深くメスを入れることができるのではないだろうか。

참고문헌 (14)

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