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武者小路実篤の「桃色の室」論 - 「特権」を中心に -

Saneatu’s “Momoironoheya”:Focused on a Special Privilege

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주제분류일본어와문학

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本稿は、武者小路実篤の初期作品である「桃色の室」に着目し、若い男のいう「特権」に焦点を当てることで、これまで大逆事件と結びつけられてきた作品テーマに疑問を投げかけるものである。当時、武者小路は明確なテーマを持ち執筆したわけではなく、後年、本人も三好行雄との対談で述べているように、漠然とした意識の中で作品を書き上げている。作中に表れた若い男の揺れがそれを物語っている。そこで、灰色の女と青年達の言動を考察し、桃色と灰色の内奥に隠された意味を分析したところ、作中に見られる「特権」が意味するものを知ることができた。それは、若い男が目指していた理想と関係しており、灰色の女が無くしたものである。そこに灰色の桃色への批判の理由が存在した。このことから、武者小路は「桃色の室」において、灰色の人々に疑問を投げかけたと同時に、作品には、彼の灰色に対する平和的救済を目指した精神の自由や独立という人格主義的思想が反映されていたことが明らかになった。

참고문헌 (15)

  1. 有島武郎, "'お目出度人'を読みて", 白樺, 2(4), pp.104~ (1911), 洛陽堂
  2. 大津山国夫, "武者小路実篤論", pp.170~ (1974), 東京大学出版会
  3. 志賀直哉, "志賀直哉全集", pp.94~ (1999), 岩波書店
  4. 永田哲夫, "白樺派研究(2)―武者小路実篤の󰡔桃色の室󰡕を中心にー", 高知大学学術研究報告人文科学編, 20(1), pp.1~6 (1972), 高知大学
  5. 平野謙, "日本プロレタリア文学大系", pp.419~ (1955), 三一書房
  6. 本多秋五, "「白樺」派の文学", pp.86~ (1954), 講談社
  7. 三好行雄, "有島武郎", 国文学解釈と教材の研究, 4(3), pp.37~ (1959), 学燈社
  8. 三好行雄, "武者小路実篤氏に訊く", 国文学解釈と鑑賞, 22(8), pp.66~67 (1957), 至文堂
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  10. 武者小路実篤, "六号雑感", 白樺, 2(2), pp.151~ (1911), 洛陽堂
  11. 武者小路実篤, "六号雑感", 白樺, 2(3), pp.121~ (1911), 洛陽堂
  12. 武者小路実篤, "武郎さんに", 白樺, 2(4), pp.106~ (1911), 洛陽堂
  13. 武者小路実篤, "武者小路実篤全集", pp.195~ (1987), 小学館
  14. 武者小路実篤, "武者小路実篤全集", pp.193~ (1988), 小学館
  15. 吉本弥生, "'桃色の室'論-桃色と灰色を中心に-", 研究と批評, (6), pp.237~257 (2009), 韓国日本近代文学会

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