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夏目漱石の戦争観に対する一考察 - 『趣味の遺伝』を中心として -

A Study on Soseki Natsume's View of War - Mainly on “Shuminoidenn” -

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주제분류일본어와문학

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夏目漱石の『趣味の遺伝』は日露戦争後の凱旋があった時期に書かれた作品であり、戦争や戦勝に対する叙述が多い。一方、この作品は主人公がその名利欲から過去の研究業績について小説めいたことを書いているという設定が取られている。即ち本作品は主人公であり語り手である主人公がこうした過去の体験を書いている過程であり、主人公には戦争文学を書こうという目的や意識はない。しかしながら、作品外部の作者が作品内部の作家に作中世界を書かせているという形態のこうした作品においても、主人公の性質やプロットやモチーフの設定‧構築に、実際の作者漱石の戦争を観る洞察や目論みが反映されている。作外の作者によって書かれていることを前提に『趣味の遺伝』を精読する限りでは、主人公の性質設定ができる限り基調とされながら構築されていく戦争の暗部を露呈するプロットの様相や、またさらに戦勝と女性遺族に纏わる統一的なモチーフの造形が把捉され、彼女らによる悲哀の表象が解読されるのである。文学の研究方法論として、作者をはじめとする作品外部の状況を援用せずに、作品内部の事象それ自体の考察に重きを置き作品の性格を求めようとする立場があるが、本稿はそうした方法や立場に依拠する論考ではない。作中世界における主人公の性質設定‧プロットの様相‧モチーフの造形に関わる作者の意図や作意の考察を重ねて、作者による戦争への見解や視座を探究することを試みた論である。

참고문헌 (16)

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  2. 有山大五, "「戦争文学論」ー<戦争文学>とその研究辺の一視点", 芸術至上主義文芸, 26, pp.8~ (2000), 芸術至上主義文芸会
  3. 大岡昇平, "漱石と国家意識-「趣味の遺伝」をめぐって-", 大岡昇平全集, 13, pp.8~ (1974), 央公論社
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  5. 金正勲, "漱石と朝鮮", pp.173~ (2010), 中央大学出版部
  6. 小宮豊隆, "漱石の芸術", pp.62~ (1975), 岩波書店
  7. 斎藤恵子, "「趣味の遺伝」の世界", 比較文学研究, 24, pp.102~ (1973), 東大比較文学会
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  9. 夏目漱石, "漱石全集 第37巻", pp.282~ (1980), 岩波書店
  10. 夏目漱石, "漱石全集 第38巻", pp.20~ (1980), 岩波書店
  11. 長谷川天渓, "戦時の文壇", 文藝倶楽部, 10(16), pp.246~ (1904)
  12. 広津柳浪, "社会主義と際物文學", 文藝倶楽部, 10(11), pp.194~ (1904)
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  14. "平民新聞 第14号", ~ (1904)
  15. "平民新聞 第14号", ~ (1904)
  16. "平民新聞 第16号", ~ (1904)

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