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依頼における「断り表現」のストラテジー ─韓国人日本語話者と日本語母語話者の1 対1の自然談話から─

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本稿では韓国人日本語話者と日本語母語話者の1対1の自然談話の分析を行った。「断り表現」のみを、分析の対象にし、「断り表現」のみを取り意味公式に照らし合わせた。その結果「理由」+「条件提示」+「行動要求」、「条件提示」+「行動要求」、「行動要求」、「条件提示」、「思い止まらせる」、「回避」、「直接」の7つのストラテジーがみられた。  一般的に日本語母語話者が「断り」の表現を使う際、間接的表現を多く使用する傾向がみられると言われる。しかし、本稿では日常の断片をひるがえすような断る側の「断り表現」は意味公式の上では「間接的断り表現」を使ってはいるが、ポライトネスの観点からは程遠い結果をもたらしている。その理由として考えられるのは否定的マーカーがあまり使われなかったという点とストラテジーを並べる順番に大きな原因があることである。また、「断りの表現」前後に断りで損なった対人関係を修復する努力の「謝り表現」がないということも考えられる。  本稿では筆者が独自に入手した自然談話をデータにしたため、「断り表現」のバリエーションやデータの数が非常に少なく、一般化及びモデル化するには説得力を欠くところがあるだろう。しかし、この方法を取ることでロールプレイやアンケート調査では観察できなかった問題点を明確にすることができたと思う。

참고문헌 (9)

  1. 生駒知子, "英語から日本語へのプラグマティク・トランスファー:断りという発話 行為について", 日本語教育, (79), pp.41~49 (1993)
  2. 金楨憲, "断り表現」における日本人と韓国人日本語話者の違いー間接的表現を中心にー", 第17回国際学術大会, pp.17~22 (2008)
  3. 熊井浩子, "留学生にみられる談話行動上の問題点とその背景", 日本語学, 11(12), pp.80~90 (1992)
  4. ザトラウスキ-・ポリ-, "日本語の談話の構造分析- 勧誘のストラテジーの考察-" (1993), ころしお出版
  5. ジェにー・トマス, "語用論入門-話し手と聞き手の相互交渉が生み出す意味-" (1998), 研究社
  6. 津田早苗, "談話分析とコミュニケーション" (1994), リーベル出版
  7. 洪珉杓, "日韓両国人の言語行動の違い⑨-断りのストラテジーの日韓比較-", 日本語学, pp.80~90 (2007)
  8. ラオハブラナキット, "日本語における"断り"ー日本語教科書と実際の会話との比 較ー", 日本語教育, 87, pp.25~39 (1995)
  9. ラオハブラナキット, "日本語学習者にみられる"断り"の表現-日本語母語話者と 比べて-", 世界の日本語教育, 7, pp.97~112 (1997)

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