韓国における日本語テキストの中の「カタカナ表記語」分析
한국의 일본어텍스트의 「가타카나표기어」 분석, Analysis of “The written word by Katakana” in the Japanese textbook in Korea
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本稿では韓国の大学で使用されている日本語テキストの中のカタカナ表記語について分析した。その結果、初級テキストのカタカナ表記語の種類別による分析では「外来語」はカタカナ表記語の全体の約7割に及んでおり、「固有名詞」は約27%、「その他のカタカナ表記語」は4%であった。出自別では英語以外の出自の外来語(83語)の内、日本国内の日本語テキストには見られない、韓国語が31語と最も多く提出されており、韓国語のカタカナ表記語の指導において、カタカナ表記の統一の試みが早急に行われることを前提とし、カタカナ教育に韓国語のカタカナ表記語を大いに利用していくべきであると考える。固有名詞は329語あり、国名は85語(25.8%)、地名は68語(20.7%)、人名が120語(36.5%)で最も多い。これら以外の固有名詞は56語(17%)で、建物や施設の名称の「東京タワー」「ディズニーランド」「ロッテワールド」「マクドナルド」など、知名度の高い名称や、キャラクターの呼称で「となりのトトロ」「ミッキーマウス」「キティー」「ドラえもん」など学習者に親しみのある名称の提出がカタカナ学習に効果的であると思われる。また、日本語能力試験の出題基準4級のカタカナ表記語(61語)のすべてが初級のテキストのいずれかに提出されており、対応率は100%であった。3級の語(45語)の内では、37語で約8割強の対応率であったことから、初級テキストに提出されたカタカナ表記語は日本語能力試験の3・4級のレベルのカタカナ表記語を大体カバーしていると言えるが、今後は新試験のための出題基準の発表は行われないため、新陳代謝の激しい外来語またはカタカナ表記語の選択について、これからのテキスト作成及び語彙指導の際、その基準設定の拠り所をどこに求めるかが一つの課題となるであろう。
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