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古代日本語における美的語彙研究の現状とその活用

Japanese Aesthetic Words: Key Contents and Their Use

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『源氏物語』に用いられている美的語彙を通して、日本語における美を表す言葉の用法・意味などの属性について考察し、美的語彙研究の活用として『源氏物語』の英訳の分析という新しい観点から美的語彙を分析した。その結果、第Ⅰ群から第Ⅴ群に移動するにつれ美的語彙の英訳の解釈度が低下するものと表われた。つまり美的語彙の細分化された感情を表す属性を内包するものに限り、その語彙群の解釈は困難になっていることを意味する。このような結果は、本稿で試みた語彙群別の分析を通してはじめて詳細な分析が可能であることを実証している。このような分析を通して、美的語彙が解釈される過程において美的語彙の内在的な意味・属性・感情またはその対象における・地位・場面などが美的語彙の意味領域に関して重要な位置を示していることがわかる。またこの美的語彙の内在している暗黙的な語彙の属性は、英訳者にとって解釈する作業の障害の一部分として現れるものと思われる。従って美的語彙の内面的属性に対するより深い理解は、現代日本語における美を表すことばを理解する上で役立つに違いないと言えよう。

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