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新撰和歌夏冬部冒頭の歌について―しぐれ詠の定位と貫之の意図―

A Study of the First Two Poems of the Second Roll of Shinsenwaka : The Intention of Tsurayuki as Seen in the Decision of the Season of Shigre Composition

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주제분류일본어와문학

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紀貫之の時代において一般に時雨とは、秋から冬にかけて降る物として歌に詠まれていたが、新撰和歌ではみな冬部のはじめに配されている。新撰和歌中の時雨を詠んだ歌の中には古今集で秋部に配されていたものがあることから、これは編者である紀貫之の意図的な操作によるものと思われる。では、それはどのような意図なのか。 ここで貫之自身が時雨を詠んだ歌を見てみると、古今集編纂の頃の作には秋のものとして詠んだ例が確認できるのであるが、延長年間以後の作は、すべて冬の歌として時雨を詠んでいる。すなわち、貫之は晩年に至って時雨とは冬に降るものとして歌に詠む、という考えを抱くようになったものと見られる。その考えが新撰和歌の編纂時にも適用されたのであろう。 また、同様のことが新撰和歌夏冬部の冒頭で時雨の歌と対にされている時鳥の歌についても言える。古今集においては、時鳥の鳴き始めの時期は截然としていない。それを新撰和歌では、立夏の日に鳴き始めるものとして定位しているようなのである。このことも、貫之自身が時鳥を詠んだ歌を見れば、偶然の結果ではなく、新撰和歌編纂時の彼の意図的な操作によるものと考えられる。 貫之がこのような、古今集で曖昧なところがあった時雨と時鳥の季節を整理し、夏冬部の冒頭に据えたのは、彼が、規範的で調和の取れた世界を志向する律令的な性格を表すものとして、新撰和歌を作り上げようとしていたことを意味するのではないだろうか。

참고문헌 (7)

  1. 日本国語大辞典第二版編集委員会, "日本国語大辞典第二版 第6巻", pp.589~ (2001), 小学館
  2. 大野晋, "古典基礎語辞典", pp.584~ (2011), 角川学芸出版
  3. 奥村恆哉, "日本古典集成 古今和歌集", pp.103~ (1978), 新潮社
  4. 萩谷朴, "新訂土佐日記", pp.191~ (1950), 朝日新聞社
  5. 阪口和子, "王朝の文学とその系譜", pp.149~ (1991), 和泉書院
  6. 片桐洋一, "古今和歌集全評釈", pp.677~ (1998), 講談社
  7. 伊藤博, "万葉集釈注 九", pp.79~ (1998), 集英社

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