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『捷解新語』の副詞?究 -「いちえん」「いっせつ」を中心に-

A Study on Japanese Adverb of 『Chop Hae Sin O』

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주제분류일본어와문학

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Abstract

本稿は『捷解新語』三本の対校により得られた変化の可能性のある副詞に関する一連の研究のうち「いちえん」「いっせつ」についての比較研究である。調査範囲は室町後期から江戸中期までの口語体文献を中心に用例を採集し意味用法について検討を行った。その結果次のような結論を得た。 十七世紀初期までは「いちえん」「いっせつ」の両語とも使われていたことがわかる。「いちえん」のほうは十八世紀後半までは『捷解新語』の用例のように副詞の意味用法で用いられていたことがわかった。ただ、会話文よりは地の文での使用が多かったようだ。「いっせつ」のほうは改修本以降それほど用いられなくなったようで、<表1>でもわかるように十七世紀に入ってからはほとんど用いられなかった可能性が高い。すると、例<1>の原刊本「いちえん」から改修本「いっせつ」への改正は誤用または先行研究で明らかになったように改修本編者の規範意識の働きの可能性が挙げられる。または先述したように編者の母語干渉による誤用とも解釈できる。現に、前掲の『17世紀国語辞典』『朝鮮語大辞典』の記述のように原刊本の書かれた十七世紀初期において現代と同じく後ろの否定の表現と呼応する副詞の用法でもちいられている。 『和英語林集成』(3版、1867)の書かれた時期には「一円」「いっさい」はあったが「いっせつ」はもうその姿を消したことが確認できた。

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