複合助詞?として?と他の助詞との置き換えの分析
A study on the Exchange of complex particle「として」 with the other particles
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Abstract
本稿では、「として」と他の助詞との置き換えに焦点を当て、用例の分析を通して「として」は、他の助詞(「に」「と」「で」「でもって」「にとって」「にしては」)と、それぞれどういう條件の下で置き換えできるのかなどについて考察を加えたが、その結果をまとめると次のようである。 Ⅰ「文中の對象の用途や目的の意味合いを含有している資格」を表すとき、「として」と 「に」は、置き換えが可能であり、この場合、述語動詞は、動詞の示す行爲によって影響 を受けるものを、他の何かに同定認定するという意味を表しており、影響を受けるものを 「を」で示し、同定認定されるものを「として/に」兩方でも示すことができる。この際、 「に」は「として」と同樣に「對象の同定認定資格や對象の同定認定用途」を表す。 Ⅱ「對象の資格」を表す際、「として」は「と」と置き換えできる場合があり、この 場合、述部には思考や感情や感覺活動を表す動詞がくるが、これらの動詞は 「~を」で取り上げられた對象を同一的な「~として/~と」の中にある名詞で 判斷し、認定するという意味構造になっている。この際、「と」は「として」と同樣に 「對象の同定認定資格」を表す。 Ⅲ「主体や對象の資格の狀態」を表す場合、「として」と「で」は、置き換え可 能であるが、それは資格を表す「で」の成立を支える媒体として「主体や對象に對す る狀態的な讀み」が强くなる場合、「で」の出現が許容されやすくなる。なお、この場 合、「~として/~で」という名詞句內に現れている名詞は、「~は」の中にある名詞 と同一視されており、「として」と「で」は、同樣に「主体や對象の同定認定資格」を 表す。 Ⅳ「主体の資格」を表す際、「として」は「でもって」と置き換えできる場合があ り、交替しやすいのは述部に「主体の意志的な動作や変化を表す動詞」を取る場合 である。 Ⅴ「述部の表す行爲の理由․原因」を表す際、「として」は「で」と置き換えが可能で あり、この場合、述語動詞は主体の意志的な「動作動詞」が要求される。 Ⅵ「判斷主体化された立場」を表す際、「として」は「にとって」と置き換えできる場合 があり、交替しやすいのは後に「価値判斷や評価を成立させる狀態性の述語」を取 る場合である。 Ⅶ「としては」が「平均値をもつある集合の資格․立場を取り立てて、現實の姿がそれに ふさわしくないことを表す」場合は、「にしては」と置き換えできる。
참고문헌 (4)
- 鄭惠芝, "複合格助詞 として の意味用法の分析" (2005), 53 韓國日語日文學會
- 石綿敏雄, "現代言語理論と格" (1999), ひつじ書房
- 馬小兵*, "複合助詞 として の諸用法", 24 (1997), 24 筑波大學國語國文學會
- 馬小兵*, "立場資格」を表す「として」の用法について「にで」との比較を中心に" (1997), 2 筑波大學文芸言語硏究科日本語學硏究室編
