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『源氏物語 』の場面性 - 螢卷のかいまみ場面をめぐって -

A Study on the Scene of 'Hotarui' in Genjimonogatari

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주제분류일본어와문학

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Abstract

本稿では、螢卷のかいまみ場面において、源氏・玉鬘・螢宮の存在性や人間關係のありようがどのように形象されているか、そしてそれが玉鬘をめぐる源氏の物語においていかなる意味を有しているのかを、「螢」・「時鳥」の表現性と光源氏・螢宮の人物造型との關連性に注目しながら考えた。 まず、玉鬘物語の文脈の中心をなす戀情に搖れる源氏と苦悶する玉鬘の關係を押さえた上で、見る源氏と見られる螢宮・玉鬘、見る螢宮と見られる玉鬘といった、「見る」ことの重層的な場面性、そして、歌の贈答と歌語の形成する叙述のありようを檢討した。 次に、「螢」が源氏の演出の重要な裝置であり、螢宮と玉鬘の贈答の場を成り立たせているばかりでなく、その表現性が玉鬘求婚譚における光源氏の造型のあり方や主題性とも密接に關わっていることに注目した。「螢」は、それを見たり、想起したりする人物の戀の情念の表象となっているが、このような表現性とも響き合いながら、玉鬘を照し出した螢光は、源氏自身の情念の搖らめきを象徵していた。 さらに、歌の贈答や歌語によって形成される場面において、螢宮が戀の失意を表象する「時鳥」のイメージと結びつけられていることの意味を探った。螢宮の造型は、玉鬘の歌「聲はせで身をのみこがす螢こそいふよりまさる思ひなるらめ」に規定されつつ、その優劣の意味付与によって、源氏の存在を浮彫りにするべき人物として位置づけられているのである。 また、この場面において、あえて「時鳥」の有する懷旧性、螢宮に付着する過去回想性を意識してみることで、受動的な好色人螢宮に對して、過往の源氏の躍動的な色好み像が立ち現れるとともに、そのことによって玉鬘への愛執ゆえに苦しむ現在の源氏の姿をも照し出されてくるという場面性の仕組みを想定してみた。

참고문헌 (2)

  1. 齋藤正昭, "「王朝人と螢」『源氏物語展開の方法" (1995)
  2. 鈴木日出男, "「源氏物語の場面」『源氏物語硏究集成.第三卷.源氏物語の表現と文 上』" (1998), 風間書房

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