「昼」と‘낮(nat)’に関する一考察
A Comparative Study of ‘Hiru’ and ‘nat’
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本稿では「昼」と‘낮(nat)’の辞書上の意味合いの差、新聞上での使われ方、「昼」と‘낮(nat)’に対する両国民の認識の差などを考察することに目的を置く。調査方法は各言語の国語辞書2冊を利用して意味合いの差があるかを調べ、次にインターネット上での読売新聞と朝鮮日報の検索欄を通して「昼」と‘낮(nat)’の入っている用例を抽出して使われ方の違いを見る。最後に両国民400名にアンケート調査を実施し、「昼」と‘낮(nat)’に対する概念の認識の差を調べる。その結果は、次の通りである。まず、辞書上の意味では昼を表す意味を見ると日本語の辞書では「昼」の始まりに対する表記が『日本語大辞典』では「朝から」とされているが、『岩波国語辞典』では「一日のうち、太陽の出ている間」と書かれており、「朝=太陽が出た時間」ではないことから若干の意味の違いがあった。また、韓国語の辞書『延世韓国語辞典』と『東亞新国語辞典』では‘낮(nat)’の始まりが「12時前後」という意味では共通していたが、その後に書かれている「太陽が最も空高く昇っている明るい時」という詳細表記は『東亞新国語辞典』にはされていなかった。また、新聞上での使われ方では ‘낮(nat)’の使われ方で最も多かったのは ‘낮(nat)’+時間で全体の29%であったのに対し、「昼」では「昼+時間」の使われ方が322件中全く抽出されなかったのが大きな違いとして現われた。最後に両国民に対するアンケート調査の結果では「昼」と‘낮(nat)’の始まりが12時からと答えている人が最も多かったという点では共通していたが、始まりの認識の時間的幅を見ると日本人の場合は8時、9時、13時からを認識してしている人は全くいなかったが、韓国人の場合は8時からは28人、9時からは22人、13時からは30人と多くはないとしてもかなりの時間の幅で認識されているということが分かった。平均認識時間を見ると「昼」の始まりの平均は11時25分、終わりの平均は14時11分、‘낮(nat)’の始まりの平均は10時38分、終わりの平均は15時52分となり、時間の幅を見ても「昼」は2時間46分、‘낮(nat)’は5時間14分となり、約2時間28分ほどの時間的幅の差が現われたという結果となった。
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