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上級レベルの日本語学習者に対する表記教育 ― 作文誤用を中心に ―

Study on Writing Education by Advanced-Level Japanese Learners among Koreans

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주제분류일본어와문학

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本論文ではD大学とK大学の日本関連学科に所属している学生のうち、日本語能力試験1級(N1)に合格している日本語学習者に作文を書かせ、その作文の表記上に現れた誤用を分析し、その傾向を把握することによって上級日本語学習者の表記教育の必要性および方向性を示そうとしたものである。漢字の誤用分析を通して、漢字習得のためには書字練習が大きな効果をもたらし、形が似ている漢字については漢字の種類や学習者のレベルなどを考慮しながら「パーツ導入型」․「類推型」․「物語型」などの漢字の形をしっかりと覚えさせる方法を導入して混同しやすい漢字について授業中に少しずつ指導していく必要があり、上級レベルになればなるほど漢字本来が持っている意味を考えて書こうとしているという研究結果をもとに、例えば「権利」であれば「他人に対して当然主張しうる自分の利益」のように、上級レベルの学習者には漢字一つ一つの意味を理解させていくことが必要であることが分かった。また、「非漢字で表記されている誤用」の分析で誤用の60%がN3以下のレベルの漢字の誤用であったことから日本語初期段階からの漢字習得の必要性があり、日本の小学校や中学校では小テストを繰り返し実施したり、宿題を出して漢字を習得させようと努力している教師の数が非常に多いことから韓国の日本語学習者に対しても強制的な学習機会を持たせることが必要であることが分かった。また、「濁音の誤用」のうち、全体の87%が語中や語尾に表れ、その中でも特に濁音の脱落が濁音の追加よりも2倍も多いことから、作文指導や語彙指導の際は語中や語尾に入る濁音に重点を置いて指導していく必要があることが言える。「片仮名表記の誤用」では、アジアの中で韓国の成人の英語力が圧倒的にトップを占めているという研究結果をもとに考えれば大学生に対しても英語の綴りから片仮名表記を指導することが十分可能であり、例えば「󰠏ar󰠏」「󰠏er󰠏」「󰠏or󰠏」「󰠏age」などの綴りでは長音となるということを学習者に指導することは有効な手段であることが分かった。「送り仮名の誤用」については「残る」と「残す」のように自動詞と他動詞の対応関係にある場合は動詞の活用から語幹が「のこ」で、送り仮名がそれぞれ「る」と「す」となり、また、動詞の活用形の一部が別の品詞になっている場合、例えば「ちがう」と「ちがい」のように語幹が「ちが」であることが分かり、対応関係にない動詞で下一段動詞(上一段動詞も含む)などでは活用語尾が「える」であり、活用語尾が今日の送り仮名となっていることを学習者に認識させる必要があることが分かった。

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