이회성 문학의 특징―시대별 특징을 중심으로-
A Study of Characteristics in Lee Hoesung' s Literature
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Abstract
李恢成文学は、一般的にサハリンを源風景とする文学、「朝鮮」の家族を形象化している文学と言われる。しかし、この二特徴は李恢成の作品には全般的に表われる文学的要素である。また、李恢成文学は「朝鮮民族」の悲運の歴史を形象化した文学とも言われる。ところが「朝鮮民族」の描き方において、一九七〇年代前後の作品と一九九〇年代の作品は対照的である。 よって、本論文は時代別に作品を分けて李恢成文学の特徴を考察したものである。 まず、一九七〇年代には「祖国の人」⊃「在日朝鮮人」という意識が強く見られる時期で、分断祖国が統一されれば「在日朝鮮人」は祖国に帰国するという、李恢成の在日性はもちろん、分断祖国に生きる「在日朝鮮人」の悲哀を作品化している。 そして、一九九〇年代には「朝鮮民族」⊃「在日朝鮮人」、つまり他国での生活を余儀なくされた、不幸の朝鮮近代史の落し子である「朝鮮民族」、このような「朝鮮民族」という関係の中で「在日朝鮮人」を見ていてそれを作品化している。その上、祖国が分断されたままである限り、「朝鮮民族」は「旅人」にすぎないという、李恢成の新たな在日性を見ることも出来る時期である。そればかりではなく、九〇年代には、七〇年代の自民族中心の民族観を越え、広い意味の民族観を獲得し、それを作品に表出している。 ところで、以上のような変化は作品発表に進捗を見せなかった、在日文芸誌『民涛』創刊などの文化活動、海外旅行の多かった一九八〇年代を経て表われ始めた変化である。こういう意味で八〇年代は、李恢成文学における転換期として位置づけよう。 一方、李恢成文学の、もう一つの特徴と言えば、作品の終結に次世代への希望を描き入れてある。そればかりではなく、展開されてきた登場人物の葛藤、対立は、和解または葛藤の解消をするような結末を見せることも、同じ脈絡で理解し得よう。 以上を纏めてみると、李恢成文学は過去の不幸な時代による人間の不幸な運命を作品に織り込みながらも、未来への、人間への新しい可能性を見い出そうとする文学であるといえよう。 そしてここには、「在日朝鮮人」二世としての生き方、日本社会の「在日朝鮮人」への差別など、李恢成の体験が色濃く反映されているのはいうまでもない。
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