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‘민족’의 소리에서 ‘제국’의 소리로 - 민요 수집으로 본 근대 일본의 민요 개념사 -

「民族」の声から「帝国」の声へ-民謡蒐集からみる近代日本の民謡概念史-

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주제분류일본어와문학

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本稿では近代日本において国民国家の枠組みの中で構築された民謡概念が帝国主義のイデオロギーを抱え込むことで変質していく過程を、一九一〇年前後から内地と植民地朝鮮で編纂された民謡集の編纂意図を分析することで明らかにしようとした。西欧の影響を受けて成立した近代日本の民謡観が中国由来の従来の政教主義的な民謡観と区別される最大の特徴は、国民ないし民族を喚起させる集団としての民衆という歌唱主体が古来歌ってきた民謡を国民文化創出の基礎となる崇高なものとして発見した点であった。しかし、このような民謡観は、日本の帝国主義戦争を契機として勃興した強力なナショナリズムに支えられて積極的に推進された採集と研究が植民地をその対象として抱え込むことにより矛盾に直面し分裂していった。この矛盾は本来民謡が地方性と自然性を帯びつつもその固有性を削ぎ落として公共性を獲得し国民文化という均質的な価値に取り込まれる過程で避けることのできないものでもあった。すなわち、民謡の固有性が国民性への志向を強く持てば持つほど、その採集の範囲が日本の統治権の及ぶ圏域とほぼ一致してしまうのである。そしてそれが植民地を含む帝国と運命を共にすることで、一元的な帝国の声に対する幻想は特に被植民者にとっては固有な声の抑圧と排除として働いてしまった。そのため、民謡の歌唱主体を統治の対象とみなす前近代の中国的民謡観の視線といみじくも重なってしまう結果となった。採集の主体が国家権力であった場合は、民謡蒐集の目的が社会教育による教化政策に集中しているため、より一層中国的民謡観への回帰が鮮明になったのである。それが一九二〇年代に入ると、学界や教育界を中心に都会化ㆍ近代化の矛盾に対する批判として郷土の固有性を重視する郷土教育や民俗学が盛んになり、このような立場に立っていた知識人たちによって民謡蒐集が行われたりした。しかし、郷土の固有性や民族の特殊性といった差異は、相互矛盾や衝突を来たさず帝国あるいは大東亜へと絶えず動員される限りでの独自性であったといえる。近代国民国家日本で民謡の価値が発見され普及ㆍ宣伝される過程と植民地帝国日本が郷土教育を通して多様な地域的な差異を描いていく過程は、一見すると標準語政策、身体規律、衛生などのように、近代至上主義に埋沒され多様性を消去して均質的な国民を作ろうとする近代の企画とは異なり、各地域の多様性を尊重し固有の価値を認めているように見える。しかし、それは実は帝国の版図を均一なものと見なし、成員たちを自発的に動員して均一的に配置しようとする、もう一つの近代企画だったのである。

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