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安倍能成の『 涓涓集』考察 ─晩年の回想と思考─

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주제분류일본어와문학

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安倍能成(1883-1966)の没後出刊された『涓涓集』(1968)の内容は、親しい人々への晩年の想い出と、安倍の所信である正直と戦後の平和や一リベラリストとしての自由の強調、極均衡感覚の取れた常識者としての発言などが主立っている。その間に、<朝鮮>と関連して浅川伯教・巧兄弟や柳宗悦の朝鮮民芸の美に対する心酔のこと、<天皇>の肯定や<天皇制>の支持の発言等が含まれている。これらの文章から代表的なものを選び、テキスト読みを試みて、他の文章とも読み合わせ、安倍の『涓涓集』に表れた晩年の思考を明らかにしようとした。まず、人物への回想を見ると、自分の眼で他人を見るという単純な事実を改めて確認出来た。人々の思い出話を辿っていくうちに、人間関係の好き嫌いや好み、親疎の微妙なところの表現と、人物への客観的な見方を維持することの大事さ、個性的に評価する方の人柄などが伝わり、回想記を読む面白さがあった。安倍の回想記を読み解くと、正直と誠実を志向する安倍の人柄が分かった。また、晩年の安倍の思考は平和と自由を所信とし、常識を重んじていた。しかし、平和を主張しながら、恒久平和が理想論に偏ったと見て、進歩的知識人達の運動に参加しなかったこと等、現実主義へ傾倒した側面もあった。そして、安倍は皇室の存続と天皇制を支持し、天皇の純真な人間として国民を想う至誠を強調して、戦争責任を軽視したという限界を見せている。また、安倍は哲学専攻者として、自由と道徳の関係や宗教について、東西思想の関連様相をも思索していたことが分かった。

참고문헌 (13)

  1. 安倍能成, "涓涓集" (1968), 岩波書店
  2. 安倍能成, "西洋近世哲学史", pp.218~272 (1939), 岩波書店
  3. 安倍能成, "安倍能成選集", pp.159~ (1949), 小山書店
  4. 安倍能成, "平和への念願", pp.160~ (1951), 岩波書店
  5. 安倍能成, "戦後の自叙伝", pp.26~ (1959), 新潮社
  6. 安倍能成, "我が生ひ立ちー自敍傳ー" (1966), 岩波書店
  7. 高濱虚子, "朝鮮", pp.34~40 (1912), 実業之日本社
  8. 夏目漱石, "道草" (1979), 岩波書店
  9. 本林勝夫, "斎藤茂吉", pp.150~204 (1984), 桜楓社
  10. 山下一郎, "安倍能成先生ー学習院中興の祖ー", pp.373~ (2004), 成蹊堂
  11. 崔在喆, "日本近代小説の近代的性格", pp.133~328 (1995), 民音社
  12. 崔在喆, "安倍能成の成長過程と学業に関する考察", 日本研究, (46), pp.142~ (2010), 韓国外大日本研究所
  13. 崔在喆, "安倍能成の『戦後の自叙伝』考察", 日本研究, (20), pp.416~417 (2011), 中央大日本研究所

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