12月題の用い方の比較 - 二條良基の?僻連抄?と宗祇の?初學用捨抄?を中心として -
A comparative of Manuel of Calendar in RENGA
0
조회
0
다운로드
0
인용
0
참고문헌
키워드
초록
Abstract
<要旨> 12月題の用い方の比較 本稿では現在の季語という言葉が出きる前の時期である中世時代に旣に季節を各月別に分けて素材を紹介した連歌論書があることに着目して、季語の成立過程においてその初期段階を確認してみようと試みたのである。連歌の初期段階の完成者と言われる.二條良基の『僻連抄』という連歌論書と連歌の全盛期の完成者と言われる宗祇の『初學用捨抄』という連歌論書に各季節を各々月別に12月に分け、各月別に詠むべき素材を記錄しているのを確認することができる。このように各月別に祖座を並べることを和歌の世界では12月題と言っているので、本稿でも一応12月題という言葉でこれらを指すことにした。この二つの連歌論書の12月題の比較を通して季語の成立の前段階を分析してみたのである。分析した結果をまとめると、次のようである。 ①二條良基の『僻連抄』より宗祇の『初學用捨抄』のほうが素材の面において多樣である。 ②『僻連抄』は各月の素材として簡單な名詞だけを取り上げているが、『初學用捨抄』は形容詞などの表現や述語の形の表現も素材として取り上げている。 ③『初學用捨抄』では自然現象を取り上げた素材が多い。 ④『初學用捨抄』では月ごとの年中行事などを取り上げて古典の継承を强調している。 ⑤取り上げた素材の數の面からみると、兩書ともに十月が一番豊富で、十一月が一番少ない。 二條良基は連歌の基本になる發句の中で讀み込むべき素材を季節別にまとめて簡單に紹介したのに、宗祇はこれをより發展させて多樣な角度から具体的な發句の素材を取り上げている。これは連歌の全盛期の連歌という文芸の完成者としての姿勢を良く現わしてくれると言える。 また發句の素材を季節という大きな單位で切って取り上げないで、各月別に十二に細かく分けて說明するところは、連歌という文學では季節という單位より月という單位を素材として好んでいたことを証明してくれるのである。
참고문헌 (9)
- 江藤保定, "宗祇の硏究" (1967), 風間書院
- 福井久藏, "連歌の史的硏究" (1969), 有精堂
- 金子金治郞, "連歌俳諧集" (1976), 小學館
- 齋藤義光, "中世連歌の硏究" (1979), 有精堂
- 伊地知鐵男, "連歌論集 能學論集 俳論集" (1982), 小學館
- 木藤才藏, "連歌論集二" (1982), 三弥井書店
- 金子金治郞, "宗祇の生活と作品" (1983), 櫻楓社
- 兩角倉一, "宗祇連歌の硏究" (1985), 勉誠社
- 島津忠夫, "連歌師宗祇" (1991), 岩波書店
