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らいてうの「峠」論

A Study on Raicho’s “Touge”

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주제분류일본어와문학

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らいてうの處女作「峠」は、一九一五(大正四)年四月一日から二一日まで『時事新報』に連載されたもので、「いま」というらいてうの視線が入り込んでいるテキストであることを検討した。当時の「性」をめぐる言説が多くみられるところから、「峠」を分析するとき、「性」の表現に注目した。その結果、「性」において、「煤煙事件」当時には「性」に対する消極的表明あるいは、無視した傾向が見えるが、「峠」を通して「性」を自己認識、自己獲得するようにより、「自我充實感」にあふれる「新しい女」へと変貌したと思われる。したがって「峠」は、現在にも進行中である『煤煙』に対しても、「新しい女」の「性」に対しても、「いま」のらいてうの視線が入った平塚明子を作り上げることによって、平塚明子を「新しい女」像として新しく再構築したテキストであるといえる。 その一方、「峠」に現れた署名の違い、すなわち「平塚明子/らいてう/平塚らいてう」を検討した結果、署名による違いがみえてきた。というのは、らいてうは平塚明子という「平塚家」から離れた署名であり、平塚らいてうは、メディアとの鬪いからメディアから放棄した形になって、メディアが選択した署名ではないかという仮説をを呈示した。その結果、やむを得ずらいてうは、連載を中止したのではないかという考えを示した。こうしてみると、「峠」において署名の問題は、闘いの象徴でもあったと思われる。

참고문헌 (9)

  1. 飯田裕子, "彼らの物語" (1996), 名古屋大学出版会
  2. 江種滿子, "日本文學史を讀むⅤ近代Ⅰ" (1992), 有精堂
  3. 小平麻衣子, "愛の末日ー平塚らいてう"峠"とその周辺ー", 語文, 115 (2003)
  4. 川村邦光, "『セクシュアリティ』の近代" (1996), 講談社
  5. 高橋重美, "言說空間としての"峠"―文末表現と指示語からみた"私"の物語", 立敎大學日本文學, 77 (1996)
  6. 平塚らいてう, "元始、女性は太陽であった 上" (1971), 大月書店
  7. 森田草平, "續夏目漱石" (1942), 甲鳥書林
  8. 森田草平, "煤煙" (1967), 講談社
  9. 米田佐代子, "平塚らいてう 近代日本のデモクラシーとジェンダー" (2002), 吉川弘文館

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