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反物語としての物語 -「羊をめぐる冒」の隘路

Narrative as Anti-Narrative : the bottleneck of Haruki Murakami's A Wild Sheep Chase

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주제분류일본어와문학

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Abstract

本論文は、村上春樹の『羊をめぐる冒険』を通じて、日本におけるポストモダンの意味を再考察することを目的とする。『羊をめぐる冒険』では、ポストモダンの感性は、反物語の意図としてあらわれている。物語の暴力性を明らかにすることは、この小説の一貫した主題である。しかし、物語ることは、痕跡としての他者に絶えず向かおうとする意志のあらわれでもある。だから、物語それ自体を否定してしまえば、他者への接近を否定することになるだろう。そして、そこには、否定神学的な図式に基づいた、シニカルな共同体が形成されることになる。何も信じないことを信じるこの共同体の危険性は、たとえばオウム真理教の事件によってすでに実証されている。逆に、痕跡との不可能な関係を放棄せず、物語の内部で物語を絶えず組み直していくことこそが、言葉の本質とかかわる小説の本来の役割ではないか。

참고문헌 (4)

  1. 加藤典洋, "村上春樹イエロペジ 1" (2006), 幻冬文庫
  2. 柄谷行人, "村上春樹の「風景」――『1973年のピンボル』 終焉をめぐって" (1995), 講談社文庫
  3. 水良典, "村上春樹はくせになる", pp.109~ (2006), 朝日新書
  4. 渡部直己, "チャリティ文に唾せよ 一九八九年前後の村上春樹, 現代文のみ方 書かれ方" (1998), 河出書房新社

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